【完全ガイド】初心者がサーフィンを始めるときの5つのポイント
「サーフィンを始めたいけど、分からないことが沢山ある」と不安に思っている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回は初心者の方がサーフィンを始めるために必要な知識を5つのポイントに分けて解説していきます。失敗しないサーフィンライフを送るために、是非この記事を参考にしてください。
体験スクールに行く
初心者の方がサーフィンを始めるには、サーフショップが行っているサーフィン体験スクールを探して申し込みましょう。
道具一式レンタル込みで5千円〜6千円ほどで体験することができます。
自宅近くのサーフショップまたは、海沿いのサーフショップを探してみてください。
自宅近くのサーフショップは、自宅近辺の駅またはサーフショップに集合してから車で海まで連れて行ってくれます。
海沿いのサーフショップは基本的にサーフショップまで自分で行くか、近くの駅まで迎えに来てくれるサービスをやっているショップもあるので自分に合うサーフショップを探してみましょう。
サーフショップの方からサーフィンを教えてもらうと、サーフィンの基礎知識や道具の揃え方など沢山教えてもらえます。また、その日の波のコンディションをしっかり考慮し、安全なサーフポイントを選んでくれます。
サーフィンをやっている知人に教えてもらうという手もありますが、絶対にサーフスクールをお仕事としてやっているサーフショップの方に教わる方が上達は早いです。
さらに、サーフショップに行くことで新しいサーフィン仲間ができて、一緒に海に行けるようになることがあるので、サーフショップを使うことをおすすめします。
サーフィン道具を揃える
サーフィンを体験して、これからも続けたい!と思ったら、道具を揃えましょう。サーフィンの道具一式揃えるのにはトータルで8万円~15万円ほど用意すれば一通り揃えられるかと思います。
サーフボート選びは慎重に
サーフボードには主に3種類あります。ショートボード、ファンボード、ロングボードです。
それぞれ乗るスタイルが全く違うので、自分がどういうサーフィンをしたいのかしっかり考えてから購入しましょう。
また、自分の技量に合ったサーフボードを購入しましょう。初心者の方は初めは浮力のあるサーフボードを選ぶのがベストです。
板に浮力があると海の上でボードが安定しやすくなり、テイクオフの練習がしやすいです。
初めから薄くて短く浮力のない上級者用ショートボードを買ってしまうと、全然立つことができずに上達が遅くなってしまいます。
サーフボードの相場は「4万円~10万円」ほどです。
どういうサーフボードを買えば良いか悩んでいる方は、サーフショップで相談すると詳しいスタッフの方が親切に教えれくれますよ。
ウェットスーツは自分のサイズでオーダーしよう
サーフィンに必ず必要なウェットスーツ。
サーフショップで自分の体を採寸してもらい、ウェットスーツをオーダーすることをおすすめします。
既製品を買う方法もありますが、ウェットスーツは腕や首周りが少しでも体に合わないと、ウェットずれの原因になります。
ウェットずれは、ウェットスーツのゴム生地が肌と何度もすれて肌がとても痛くなる現象です。
サーフィン中は沢山パドリングをするため、ウェットスーツのサイズが合っていないと脇や首周りがすれて痛くなりやすいです。
パドリングするのが苦痛になるほど痛くなってしまうので、自分の体に合ったウェットスーツをオーダーすることをおすすめします。
またウェットスーツはいくつか種類があり、サーフィンをする時の海水の温度によって使い分けます。
平均的によく使われているのは「3mm」の長袖タイプのウェットスーツで、冬以外であればだいたい使えます。
そのため「とりあえずウェットスーツを1枚買っておきたい」という初心者の方にはおすすめです。
ウェットスーツの相場は「3万円〜6万円」ほどです。
その他に必要な道具
その他に必要な道具は、
- リーシュコード(ボードと自分を繋げておくコード)
- ワックス(ボードの上で滑らないようにするためにボードに塗るもの)
- デッキパッド(ボードのテール部分に付ける滑り止め)
- フィン(ボードの裏に付け、ボードの操作性に影響を与えるもの)
これらの道具は合わせておよそ1万円ほどで購入できます。
サーフィンのルールやマナーを学ぶ
サーフィンには、安全を確保し楽しむための守るべきルールやマナーがあります。
ルールを守らないと、他のサーファーとの接触事故を起こしてしまったり、自分の命を危険に晒してしまう可能性が高くなります。必ずルールを確認してから海に入りましょう。
ワンマン・ワンウェーブ
サーフィンをする上で「ひとつの波に対してひとりまでしか乗ってはいけない」というルールがあります。これは世界共通のルールです。
波のピークに一番近くて最初にテイクオフした人だけがその波に乗る権利を得られます。
前乗り禁止
前乗りとは、すでに波のピークから他人が乗って来てるのにも関わらず、波のショルダー側からテイクオフする行為です。
非常に危険性が高く、海で絶対にやってはいけない行為です。これも世界共通のルールです。
サーフィンの試合では、これを行うと妨害行為とみなされ厳しいジャッチが下されます。
潮の流れに注意する
サーフィンは自然相手のスポーツです。初心者の方が一人で海に入るのはとても危険です。
海はその日の風や海の地形によって「カレント」という潮の流れが発生します。この流れは非常に強く、気づかないうちに流されてしまうと、岸まで戻れなってしまう危険性があります。
初心者の方は、サーファーの知人と一緒に入ったり、サーフショップがやっている練習会などに参加して必ず他の人と一緒に海に入るようにしましょう。
波のサイズが大きすぎる時は入らない
初心者サーファーは「サーフィンがしたい!」という気持ちが強いばかりに、明らかに危険なコンディションの海に入ってしまうことも少なくありません。
台風のときはもちろんですが、台風前後の海は波のサイズもかなり大きく、初心者のスキルでは命を落としてしまう危険性もあります。初心者にとって胸〜頭サイズ以上の波はとても危険です。
ある程度のスキルがつくまでは、太もも〜腰くらいの程よいサイズの波で練習を重ねていきましょう。
波情報の見方を学ぶ
サーフィンは自然相手のスポーツです。その日の風向きと強さ、波のうねりの入る向きと強さ、そのポイントの地形、潮の満ち引きが相まって波のコンディションが決まります。
風
風は波のコンディションを大きく左右させます。
岸から海に向かって吹く風(オフショア)だと風が波面を鏡のようになだらかにさせ、ボードが抵抗なく滑ることができ乗りやすい良い波になります。
また適度に波が崩れる速さを抑えてもくれますので、波のフェイスを走りやすくなり非常にサーフィンにとっては良い波になります。
ですがオフショアの風が強すぎると波が割れずらくなり乗りにくい波になってしまいます。
逆に海側から岸に向かって吹く風(オンショア)だと、波が追い風の影響で波が崩れが早くなったり、波面が風にあおられデコボコしてしまいます。
そのためボードに抵抗が生まれ乗りにくい悪い波になってしまいます。
波のうねり
うねりは主に、沖海上にある低気圧からの風によって発生した風波が波紋のように広がって、うねりになります。そのうねりが岸に近づき水深が浅くなると、そのエネルギーが一気に解放されて、波が出現します。
天気図を見て、波の発生地点である低気圧が岸の近くにあれば波は大きいと予想できます。逆に低気圧が岸から遠ければ、波は小さいと判断できます。
潮の満ち引き
海面の高さは、一日に2回、潮の満ち引きによって、高くなったり低くなったりを繰り返しています。
これも各ポイントの地形によって干潮の時に波が良いポイントや干潮から満潮にかけての時間帯が良いポイントなど様々です。
特に大潮の日(満月、新月の前後)は干満の潮位の変化が最も大きく、時間とともに水深がどんどん変わるため一日の内で波質の変化が最も起こりやすい日となります。
反対に、干満の差が小さい小潮や長潮の時には、潮位の変化が小さいので、ブレイクポイントも一定で、安定した波が期待できます。
これはそのポイントに詳しい方にどの潮周りのタイミングで入るのが良いのか聞いたり、自分で定期的にひとつのサーフポイントに入ってみて、どの潮周りが比較的良い波になりやすいかを海に入って自分で体感してみるとだんだんと分かってくると思います。
とにかく定期的に海に通う
「継続は力なり」まさにサーフィンはこの言葉がぴったりのスポーツです。
最低でも週に一回は定期的に海に通うことができれば、少しずつサーフィンのコツがわかってきたりパドリングの持久力がついてきます。
また、海に通っているうちにサーファーの友人も増え、新たな出会いもどんどん広がっていきますよ!
仮に一ヶ月や二ヶ月ほどサーフィンに行く日が空いてしまうと、体が鈍ってしまいせっかく覚えたテイクオフの感覚などを体が忘れてしまい、また振り出しにもどってやり直しという負のループに陥ってしまいます。
通い続けることができれば、どんどんサーフィンが上手くなってもっとサーフィンが楽しくなりますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
初心者の方はぜひ定期的に海に通い、安全に無理のない範囲でサーフィンを行っていきましょう。
サーフィンは見た目以上にハードなスポーツで、上達するのが初めはとっても大変ですが、サーフィンが上手くなってくると、サーフィンが楽しくてきっとやめられなくなりますよ。
読んでいる皆様が充実したサーフィンライフを送れるよう願っております。
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