サーフィンの最も重要なルール「前乗り」をどこよりも詳しく解説

サーフィンの最も重要なルール「前乗り」をどこよりも詳しく解説

サーフィンでの絶対的に守らなければいけないルールが前乗り。英語ではドロップインといいます。
初心者の頃は、正直良くわからない!!という方が非常に多いので、今回は前乗りのルールと、その危険性についてどこよりも詳しく解説します。

なみこの顔写真

確かにたまに悩むにゃ。

なみすけの顔写真

上手くなったとしてもやってしまうわん。

ワンマンワンウェーブを理解しよう

 

なみこの顔写真

どういうことにゃ?

ワンマンワンウェーブ。一つの波に乗っていいのは一人までというルールです。
といいつつ、実は一つのうねりに対して、二人が乗ることができます。

このように波のピークを中心に、レギュラー方向の波、と、グーフィー方向の波があることが分かります。
ピークを中心に、というのが厄介なのですが、一つのうねりに対して、波は二つある、と覚えておきましょう。

但し、このようにきれいにブレイクしてくれるのは、海外などのリーフブレイクが中心です。(海底がサンゴ礁)
日本のようなビーチブレイク(海底が砂浜)の場合は、ピークが複数個所になることも多く、ややこしくなってしまいます。

前乗りってどういうこと?

 

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前に乗ったらいけないわん!

前、というのが非常に分かりやすい言葉になってしまっています。
例えば、レギュラー方向の前乗りについてみてみましょう。

この場合、ピンクと緑、どちらが前乗りでしょうか。
少し考えてみましょう。

正解は緑色の位置が前乗りになっています。

では、反対に、グーフィーの方向の前乗りについてみてみましょう。

今回のケースだとピンクと緑、どちらが前乗りでしょうか。
前回同様、少し考えてみましょう。

今回も、正解は緑色の位置が前乗りになっています。

矢印が書いてあるのでわかりやすいかと思いますが、このようにピークに近い方に優先権があり、その前で乗ってしまうことを前乗り、と言います。

前乗りの危険性について

 

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まだそんなに危険なシーンに遭遇したことがないにゃ

前乗りをしてしまうことは、非常に危険なルール違反ですが、そこまで頻繁に起きてしまう事ではありません。
また、多くのケースが上手な人が避けてくれるため、事故には発展していません。

では、前乗りの危険なシーンを見てみましょう。

いかがでしょうか。相当危険だという事が分かったと思います。
今回のケースでは、サーフボードの接触がなく、怪我などがおきていません。
しかし、一歩間違えれば、サーフボードを傷つけてしまったり、人に怪我をさせてしまうこともあります。

前乗りをしないポイント

では、前乗りをしないようにするにはどうしたらよいでしょうか。
いくつかのポイントがありますので、見ていきましょう。

テイクオフの前に左右確認

一番大事なのがこの左右確認です。
日本では特にピークが複数個所になっていることが多く、分かりづらい原因となっています。
しかし、テイクオフをする前に左右確認をすることで多くの前乗りを回避することができます。

周りの人がパドリングしていたら止まる

初心者の方におすすめがこの方法です。
優先権がある、無い、などが分からないうちは、近くに人がいる場所でやらないことや、人がいてパドリングをしている場合は止まるようにしましょう。
サーフショップなどのレッスンに行き、行っても良いかどうか、現場で教えてもらう事も効果的です。

ピークの位置を予想する

これは初心者の方には難しいですが、最終的にはマスターしたい方法です。
前乗りはピークにいれば基本的に起こりえないマナー違反なので、ピークがどこに来るかを予想しましょう。
前乗りだけでなく、サーフィン自体も上手くなるのでおすすめです。

前乗りをしてしまったら

いくら注意しても前乗りはしてしまいます。
そんな時は、その人のところにいって「すみません」としっかりと謝るようにしましょう。

大概の人は許してくれますし、お互い気持ちよくサーフィンが出来るようになります。
余裕がある場合は、その人に対して波を譲ってあげれるとなお良いです。
もし、ムッとしたり、嫌な顔をされた場合は、トラブルの原因になりますので、その人の近くから離れることをお勧めします。

もし、前乗りされてしまった場合は、お互い様なので、心を広く許してあげるようにしましょう。
是非、にこやかにサーフィンをしてくださいね。

まとめ

 

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前乗りって危ないにゃ。

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人に怪我させないようにゆったりした気持ちでやるわん