【図解】サーフィンのテイクオフのコツを徹底解説!図を使ってわかりやすく解説します。
サーフィンで一番の壁といえば、やはりテイクオフではないでしょうか。パドリングが出来るようになり、ついに波の上に立つ!というこの部分について、わかりやすく図を使って徹底的に解説します。
テイクオフって出来るときとできないときがあるにゃ。
僕もそうだわん。わかりやすくお願いするわん。
波は二つの力を持っている
どういうことにゃ?
あぁ、そういうことかわん。ちょっと考えてみても良いかもしれないわん。
テイクオフって、波のタイミングに自分でパドリングを合わせていく、ということで非常に難しいように考えがちですが、まずは波について理解をしていきましょう。
図をみて分かるように、波には、前に進んでいく力と、波が上にひきあがる力があります。
※厳密には、楕円の運動を行っている、というのが正しい表現ですが、ここでは、シンプルにしています。
まずはこの二つの力についてしっかりと理解をしておきましょう。
前に進む力はそのままの通り、沖から岸に流れてくる力のことを指しています。
上に引き上げる力は、波が高くなっていく際に、下にある力は、波のピークに向かって引き上げられています。
テイクオフ時には重力が関わってくる
なんだか難しくなってきたわん
意外と忘れられがちなポイントがこのポイントです。
パドリングをしていく中で、前へと進んでもいますが、ピークに近くなると、位置が高くなってきます。
その結果、位置が高くなった場所からの重力が使えるようになります。
もちろん、大きい波であればあるほど、位置エネルギー(≒重力)を使いやすくなり、小さい波ほど使いづらくなります。
波の大小や波質によって波の乗り方は変わりますが、初心者の方々はいったん気にせずこの構造を理解しましょう。
四つのバランスについて考える
バランスとるのは得意にゃ。
さて、先ほどは重力の話をしましたが、基本的にテイクオフには四つの力が関わってきます。
難しい言葉でいうならば、ベクトル。この力の向きについて注意してみていきましょう。
さて、日常的に皆さん感覚としてわかっていると思いますが、この力の向きが複数あった場合は、どのような動き方になるのでしょうか。
例えば、以下の図で見てみましょう。
ピンク色と緑色の力が同時に発生した場合、最終的な力はオレンジ色の方向、右斜め上に力を発揮することになります。
細かい計算は出しませんが、感覚的にはお分かり頂けたでしょうか。
このように4つの力が合わさった状態が、サーフィンのテイクオフの体勢になっています。
そのため、サーフボードの向きを変更するだけでテイクオフのしやすさがだいぶ変わってきます。
テイクオフで駄目な姿勢
お、ようやく本題に入れるにゃ。
お待たせしました。
では、良くある間違いを見ながら力の向きについて考えていってみましょう。
まずは、この姿勢。ノーズが上がりすぎている状態ですね。
この姿勢になってしまうと、前に進みづらいだけでなく、波を引き上げる力を受けやすく、重力を使いづらいためサーフボードが前に進むことができない状態になってしまいます。
波に乗り遅れることが多い方は、サーフボードの乗る位置を徐々に前にしていくように調整していきましょう。
続いては、ノーズが下がりすぎている状態ですね。
この姿勢になってしまうと、サーフボードは進みやすいのですが、テール側で波を押す力を非常に受けやすく、パーリングをしてしまうようになります。
この状態になってしまう方は、胸を張ってパドリングを行うか、サーフボードの乗る位置を徐々に後ろにずらしていくようにして調整しましょう。
まとめ
こんなに丁寧に解説されたのは初めてだにゃ
大人なんだから頭で理解してやってみるわん。
サーフボードの上に正しいスタンスで立てていますか?
足の位置や寝そべる位置を正しく説明したこちらの記事も見てみてくださいね。
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